顔そりで若返るメカニズム

最近、理容室だけでなく顔そりの専門店を街で見かけるようになりました。顔そりは昔からある美容法の一つですが、どのいった理由できれいになるのでしょうか?

加齢によるシワやシミは悩みの種ですが、実は原因の1つとして肌のターンオーバーの遅れにあります。ターンオーバーとは、肌の新陳代謝のサイクルのことで、古くなった角質層は最終的には体の外へ排出されます。ところで久しぶりにお風呂に入ったりすると垢がお風呂に浮かんでいたり、しばらく髪を洗わないとポロポロと頭からフケが落ちてきます。

これは肌のサイクルが一通り終わり、体外へと排出されたということですが、私たち日本人は一般に入浴が習慣化しているため、あまり意識することはありませんが、このように肌というのは毎日生まれ変わっているのです。

例えば、若く健康な人は、通常約30日で皮膚のターンオーバーが繰り返されていきます。ところが加齢などによりこのターンオーバーは遅れがちとなり、人によっては45日周期にまでなります。ターンオーバーが遅れると、通常は垢となってはがれていく古い細胞が溜まり、角質が厚くなります。

これにより肌の柔軟性が失われ、シワや乾燥の原因となります。また、細胞内のメラニンも排出されず滞るので、シミやくすみの原因となるのです。ターンオーバーが遅れた肌の細胞は、ターンオーバーの整った肌に比べ、面積が広がって細胞自体が扁平化してしまいます。細胞自体が変形してしまうことにより、水分や脂質を保持するバランスも崩れ、肌が硬くなってくることがあります。また、細胞の変化は肌にとって大切なキメが乱れるばかりか透明感のない状態になってしまうのです。

また、ターンオーバーの原因は加齢によるものが一般的ですが、以外と多いのが乾燥を気にしてる方の肌への乳液のつけすぎにより角化不全を起こしているケースが多く見受けられます。本来角化はいらなくなった角質層が剥がれ落ちることをいいますが、そのためにはある程度の乾燥が必要なのです。

例えば口腔内では角化は起こりません。口の中は粘膜なので代謝して剥がれ落ちるということはないからです。つまり、肌も乳液のつけすぎで、これと同じように角化が起こらなくなってしまうことがあるのです。角化不全を起こした角質層はなかなか剥がれようとしなくなります。

では剥がれ落ちなくなって、くすんでしまったらどうすればよいのでしょう?そうです、顔をそることで表面に溜まって汚れている角質層がきれいに剥がせるのです。そのため、始めて顔をそる方のほとんどは、剥がれた角質を見て茶色く汚れた角質に驚くことが多いのです。

さらに顔をそると人によっては化粧のノリが格段に違うようです。ただ自分での顔そりは深ぞりをおこしたり、ヒリヒリしたりかぶれたりしやすいようなので、理容師免許をもっている専門の方にやってもらうことをおすすめします。